としつくしま

「とりつくしま」東直子

 

読みました。

 

亡くなってしまった人が、それぞれ物にとりついてこの世を過ごせる短編集。

 

もし私が今死んだら、思い残すことだらけだなと思った。

 

昔から、なんのために私は生まれてきたのだろう、と思うことがちょくちょくある。

痛いことも怖いことも嫌いだ。

死ぬのは怖い。

ならば、なんで生まれてきたのだろう。と。

 

きっと、ただ生まれてきただけ。

意味なんてないのだと思う。

 

だけど、このまま死んだら絶対に何かにとりつくだろう。

あの世になんていけないと思う。

 

恋をしたいし、結婚だってしたい。

その他にもやりたいと思ってやっていないこと、後回しにしてきたこと

たくさんたくさんある。

 

誰かのせいにしてないで

忙しいせいにしてないで

自分の悔いのないように生きるために

大切に時を刻まなくちゃ。

 

死んだときに、一生とりついてしまわぬように。

 

全ての未練がなくなることなんてないけど

今より少なくすることならできるはずだ。

 

そのために、生きる。

いつかなんのために生まれてきたのだろう、と思っていたことを忘れられるように。

 

 

今私が死んだら何にとりつくだろう。

 

 

とりつくしま (ちくま文庫)

とりつくしま (ちくま文庫)