靖子の夢

光浦靖子さんの新刊『靖子の夢』を買いました。

元々好きだった光浦さんのことを本格的に大好きになったのは

テレビブロスの連載の文章を読んでからです。

光浦さんの文章は、いつも優しくてチャーミング。そして、繊細な乙女です。かわいい。

そして、光浦さんはとてもおしゃれ。

文章も服も髪型もセンスに溢れていて知れば知るほど大好きなのです。

 

今回もそれらの魅力がいかんなく発揮されていて

文章から、ブローチ作品から、写真から、光浦さんの愛が溢れています。

 

私はアラサーになり、歳しか取っていない現状に

周りから色々と耳の痛い話を聞くことも多くなりました。

 

“”自分らしく楽しく生きてきた結果が歳しか取らなかっただけ”なので、

彼氏がいないことに理由はないし、「なんでいないの?」なんて聞かれても困惑するばかり。

家に帰りひとりになった時に、世間の当たり前とは違う歳の取り方をしていることを痛感させられ精神をすり減らしていたことに気付き、

私は楽しく好きなものを見て生きていくだけじゃ駄目なのかなぁ、なんて落ち込んだりもしていました。

 

 

「靖子の夢」はそんな私もまるごと包んであたたかい気持ちにさせてくれました。

 

<中略> どうにでもなる。どうとでもなるんです。手に入れられたら幸せ、手に入れられなかったら不幸せ、そんな単純じゃない。

手に入れてないから私は自由を手に入れた、と夜中に楽しくなっちゃったんですね。

(はじめに より)

 

これを読んだ時に急に視界がパッと明るくなったように感じました。

そうだ、そうなのだ!そんな単純なものだけが幸せじゃない!

世間の目ばかり気にして見失っていなかったか、と。

“手に入れてないから私は自由を手に入れた”

なんて希望に満ちた言葉なんだろう。って涙が出てくるくらい嬉しかったです。

 

光浦さんの作り出すブローチは愛に溢れています。

どれも素敵!と唸るものばかりだったけれど

特にMeiランドのMei達がみんなキュートで愛らしい。

カレンダーもかわいい。そこに添えられた言葉も素敵。

キュートな光浦さんのお写真も沢山見れますよ。

 

『靖子の夢』を読み終えて、周りの声に振り回されていた自分が馬鹿らしくなりました。

私は私らしく、好きなことをしていいんじゃないか

小さな、ばかげた夢でも持っていていいんじゃないか

 

光浦さんのような素敵な女性を見ると、あんな風に歳を重ねていけたらな、と

これからの人生に少し希望の光が見えたような気がして、楽しみになるのです。

勿論そうなるためには、もっともっといろんなことを頑張らなくてはいけないのだけど。

 

靖子の夢、また何度も周りの声に振り回されて精神をすり減らしても

ここに戻って何度も宝物のように抱きしめて読み返していきたい。

そしてこれからの人生にわくわくしていきたいな。

乙女のかわいらしさと愛が詰まった、素敵な本なのです。

 

靖子の夢

靖子の夢